虎吉の花行脚 (2018年)

(2)父島・母島   (2018年3月29日~4月1日)

海洋島である小笠原諸島は大陸の影響を受けにくく、海流、鳥、風で運ばれた種子が発芽し、独自に進化した

ものが多い。

一方、人の活動に伴い持ち運ばれた種も多く、生活圏には外来種が多いのも現実だ。

島のガイドブックでは固有種、広域種(日本の他地域にも存在するもの)、外来種と分けて紹介されているが、

ここでは4日間で出会った固有種を中心に紹介します。

 

メグロ(母島)

 

PH:TAKAGI   TAKUJI

 

         

①ムニン(無人)アオガンピ ②ムニンネズミモチ ③ムニンモチ(絶滅危惧種)

④タコノキの果実 ⑤タコノキの根 ⑥タコヅル(蔦のように木に張り付く)

⑦シマギョクシンカ ⑧テリハハマボウ

⑨シラゲテンノウメ)(葉の縁に毛が密生。岩場に多い) ⑩タチテンノウメ(広域種)

⑪マルハチ ⑫ノヤシ ⑬マニラヤシ(外来種)

⑭ウチワゴケ(着生シダ) ⑮シマオオタニワタリ(広域種) ⑮ムニンシラガゴケ


(1)クマノザクラ  (2018年3月17,18日・串本町、古座川町、太地町)

熊野地方沿海部には「山桜は2度咲く。3月中旬と4月中旬に」と言う人もいる。

このうち3月中旬頃に満開を迎える山桜に「クマノザクラ」と命名し、

現在新種として正式認定手続き中とのこと。

認定されると日本では100年ぶりの桜自然種発見で、10種目の自生する桜となる。

見た目ではヤマザクラより花の紅色が濃く、葉が小さいそうだが、

開花期には葉がほとんど出ていないので、葉の大きさは比べられなかった。

花弁の色は確かに紅色の濃いものが多かった。

地域が紀伊半島南部に限定されるので、3月中旬そこで常緑樹の山に点在するピンクの模様を見つければ、

それは「クマノザクラ」だ。